吸入タイプのリレンザ

インフルエンザウイルスの感染によって起きる諸症状の緩和と感染症の予防に対して効果を発揮する薬の一つである「リレンザ」の最大の特徴は、なんといっても吸入タイプの医薬品であることです。吸入タイプの医薬品はリレンザの他にも、気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患の患者に用いられる製品がよく知られています。このタイプの医薬品は、購入時に付属されてくる専用の吸入器を用いて薬剤を体内に取り込みます。スムーズに薬剤を投与できるようになるには吸入器の操作に慣れる必要がありますが、錠剤タイプやカプセルタイプの医薬品より薬の有効成分が吸収されるのが早く、患部に到達するスピードがはやいため、薬の効果が早くあらわれるのがメリットです。インフルエンザに限って述べると、日本で処方されるインフルエンザの治療薬にはこの他にもカプセルタイプの治療薬とシロップタイプの治療薬がありますが、これらを選択せずにリレンザを選択する医師が少なくありません。リレンザは、吸入器と薬剤の入ったディスク複数枚で1セットの製品となっています。ディスクにはブリスターと呼ばれる凸部分が4箇所あり、それぞれに有効成分であるザナミビルが封入されています。1回の吸入でブリスターは2つ使用し、1日でディスク1枚を消費する仕組みになっています。実際に吸入する際には、まずブリスターが凹んでいる部分にはまるようにディスクを吸入器にセットし、吸入器本体の白い部分を垂直に立ててブリスターに穴を開けます。あとは本体を元に戻し、吸入器を水平に持ち、吸入口から薬剤を体内に取り込んで2~3秒程度息を止めて安静にするだけです。吸入は1回で十分ですが、ちゃんと薬剤が吸入されたかどうか心配なのであれば、2~3回程度吸入を繰り返すと良いでしょう。

部分的な症状緩和にはリレンザが効く

インフルエンザにかかってしまうととても辛いものです。そこでインフルエンザの治療や予防のために、薬を服用する人も多いです。しかしインフルエンザの治療薬も沢山でているので、どれを選べばいいかわからないという人も多いことでしょう。リレンザはインフルエンザA型B型に効果があるので、とても人気があります。吸入タイプなので、粉末状の薬を口から吸い込むことで、ウイルスが増殖しやすい粘膜に直接届きます。そのため即効性があり効果も高いのが特徴です。錠剤の治療薬だと身体全体に作用するので、呼吸抑制や低酸素血症などをおこしやすくなります。リレンザは喉から肺にかけて部分的な症状を緩和する薬なので、リスクも錠剤の治療薬に比べるとかなり少ないといえます。リレンザの成分ザナミビルは、ノイラミニダーゼと呼ばれ酵素が含まれているので、ウイルスが増殖するのを防ぐ効果があります。できるだけウイルスの増殖を最小限に抑えるため、インフルエンザに感染したら、できるだけ早目にリレンザを服用することが大事です。リレンザにはインフルエンザの感染を予防する効果もあるので、インフルエンザが流行する前にあらかじめ服用しておくと、感染を予防することができます。ただし感染を完全に防げるわけではないので、インフルエンザの予防接種を受けておくことは大事です。リレンザをどこで購入すればいいかわからないという人もいることでしょうが、通販や個人輸入で購入することができます。インフルエンザの予防や治療薬として、家に常備しておくといざという時でも安心です。病院処方とは違うので、まとめて安く購入することもできます。リレンザは早い段階で服用すれば効果がでやすいですが、ウイルスが全体に行きわたった場合は効果がでにくいです。そういう場合は、病院に行って治療を受けることが大事です。

リレンザと併用してはいけない薬とは

リレンザは比較的安全性の高い薬であるため他の薬との併用については特に問題となるものがありません。もちろんタミフルなど他のインフルエンザ治療薬との併用に関してはもともと想定されていないため行うべきではありませんが、医療機関で処方される場合にはそもそも二つのインフルエンザ治療薬が同時に処方されると言うことはないでしょう。リレンザの服用に関して一応注意が必要な点として押さえておきたいのはまず、乳製品にアレルギーがある場合はアナフィラキシー症状が出るリスクがあることです。これはリレンザに乳蛋白が含まれていることが理由で、過去に乳蛋白を使用している製品を摂取したことで強いアレルギー症状を引き起こしたことがある人の場合はリレンザの使用は極めて慎重に判断する必要があります。もしリレンザの服用が必要である場合には服用後に状態をしっかり確認し、もしアレルギー症状が出た場合には服用を中断して医療機関へ相談するようにしてください。次に服用に関して注意が必要なのは10代以下の幼児です。日本国内で広く使用されていたインフルエンザ治療薬のタミフルは現在原則として10代への処方が禁止されているため、インフルエンザ治療薬が必要になった場合にはリレンザが優先的に処方される傾向があります。これ自体は何の問題も無いのですが、幼児の場合は他の年齢層と比べてインフルエンザ脳症が引き起こされるリスクが高いとされており、このインフルエンザ脳症は解熱剤の使用によって極めて重度になる恐れがあります。そのため10代以下の幼児にリレンザが処方された場合には必ず医師に解熱剤の使用について確認を取り、家庭に解熱剤があったとしても勝手に使ったりしないように注意してください。

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